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  歯の治療と「人生」

デンタルインフォーメーション No.140 2009/03/27

「ムシ歯」「歯周病」「顎関節症」など、口の中の病はよく知られているはずなのに、あまり重要視されないのは国民性なのでしょうか。
特に今の世の中だからこそ健康の第一は口の中からだと思うのですが。

このところ若者には「ムシ歯」が多発状態の人が増えています。
また、もう一つはかなり深刻なのですが、今までかなり口の中を治療されつくして、咬み合わせが崩壊してどうしましょうという人も増えてきています。
若者の場合は、今の世の中を行き抜くのに必死なのでしょう、ストレスによる緊張で、口の中の現状にも気付いていません。
ハッキリ指摘するととても素直に受け止めてくれて、歯ブラシトレーニングも、日常の生活習慣も刷新してくれるので、口の中の治療をしていても安心してみていられます。

問題は口の中の咬み合わせを含めた崩壊の再構築を必要とする方です。
日常生活の行動にも支障をきたし、食事も満足にとれず、顔つきも昔と違うことを訴えてきます。
初めてお会いしてもそれはとてもよくわかります。
人生の半分以上を社会人として仕事をバリバリやってきて、気がついたら口の中だけでなくからだのあちこちに問題が生じている、それを治療する側は大変です。深刻な問題をお話ししても、どこまで受け止めてくださるかです。
今まで過ごしてきた人生にはカラダの変調をきたすいろいろな習慣や、仕事上のストレスなど大変な負担がかかっているはずです。
それに気付いてくだされば、私は歯科医ですので「私は治療、皆様は自分のからだのケアをして、一緒に治しましょう」とお話しをします。

一緒に治す必要がある一番典型的なものは、糖尿病と喫煙です。
歯周病治療において、この2つは重大な改善要素となります。
歯科医が一生懸命治療しても、治療される本人がからだの中を変えてもらわないと良好な結果は得られません。

今だからこそ、世の中の変化とともに自分を変えてみましょう。
口の中の治療効果は、全身に良い影響を与えることは確実です。

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