
歯周病治療
歯周治療は基本的には歯周初期治療として3~6ヶ月かかります。治療後は皆さんが十分に満足した結果になることが第一目標です。
そのあとのお口の中は、安定した健康状態を維持、それ以上のクオリティを上げるようメンテナンス(定期健診)をしていく、それがとても大事です。
(世の中で言うクリーニングに関しては保険治療でもいいのですが、歯周病ケアにはまったく足りません。クリーニングで歯周病治療していると誤解しないでください!)
歯周病治療の流れ
- 歯周病治療第一段階
資料集め- 歯周病の程度を見るための歯の拡大写真撮影(歯周病の程度を1本ずつ重症度確認。動揺があるかどうか、出血するかどうか、膿が出ているかどうか、骨がどれくらい溶けているか)
- 歯の型を採取(歯並びからも歯周病悪化!)
- CT(断層撮影)(骨がどれくらい溶けているかどうかの確認)
- 歯肉の炎症や、歯周病の重症度のチェック(検査方法はルール化されています。)
- 患者さんの写真を見て説明。
- 治療を理解できていますか?そして歯周病初期治療を希望しますか?の確認。
- 担当衛生士の紹介と治療スケジュール、自費の場合の金額の設定などお話し。
- 1~2週間に1度で10回~20回コースを設定。歯ブラシトレーニングから開始。
衛生士さんは個々の口の中にあった歯ブラシの方法をお話し。
そのあとは、歯石、プラークなど歯ブラシで除去できない所を衛生士さんが徹底的に除去。 - コース終了後のメンテナンスの実施(1〜2ヶ月に1回程度)ここまでたどり着くことが歯周病治療のベーシック。メインテナンスでこのまま維持!もっと引き上げる?(詳しくはできるだけ最初に衛生士が説明します。)
★大事なことは、歯の全体的な治療状態(詰め物、入れ歯、かぶせものなど)は歯周病治療の結果を左右します。ですから、全体的な治療となることもあります。このことは事前の歯周治療のお話のときにお話しします。
★PMTCは歯周病治療の基本です。
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」から頭文字を取ったもので、歯科衛生士が専用の手用の機械や超音波などで歯ぐきから上の部分、骨が下がってしまった根の部分の両方をきれいにしていきます。これは歯科では基本中の基本です。
が、なかなか数回できれいにすることはできません。
自分の歯磨きでは取れないプラークや歯石とそれに含まれている細菌・付着物・毒素などを徹底的に除去していき、歯肉・歯の健康を取り戻します。
決してエステのためではないので、お間違えのないように!
