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  歯周病とうまくつきあう法

デンタルインフォーメーションNo.101 2003/02/14

かなり重症になると歯ぐきの手術をして悪化している所をとりのぞいたり、再生手術として人工骨を埋め込んだりと、かなりシビアな治療をします。しかし、そのようなことをしなくてもバイオフィルム(歯の表面に付着した細菌の塊)をできるだけ取り除き、常にコントロールされていれば悪化は防ぐことができます。また、歯周病の自覚がなくても、もちろん見た目でわからない状態でも、いつ発症してもおかしくないほどの状態の患者さんが圧倒的に多いこともわかりました。

さて歯周病対策ですが、歯医者さんで行うプロフェッショナルケアと自分で行うホームケアを実行できるかどうかなのです。

1. プロフェッショナルケア
1.口の中の状況を診断して、どの程度のリスクがあるのかチェックする。
2.歯の歯ぐきより上(見える部分)の汚れをどのくらい取り除けるか、ホームケアの手助けをする。
3.歯ぐきより下(歯の生え際の歯ぐきに隠れた部分)に付着してしまったバイオフィルム(細菌の塊)を取り除き、歯周病を発症しないようにコントロールする。(この部分は患者さんにはコントロール不可能ということを説明する)
4.フッ素の使用(表面にぬる)はホームケアでも欠かせません。
5.必要に応じて本格的な治療をします。上記のことがクリアされていないと良い結果が得られません。逆にクリアしたら歯医者さんの出番はないかもしれませんネ。

2. ホームケア
1.食後のブラッシング、フロスの使用。5分以上かけるのは大変ですから、効率の良い方法を歯医者さんに聞きましょう。
2.フッ素の使用。歯ミガキ剤や洗口剤で、市販のものです。
3.今までの生活を見直し、自分にとって健康的な生活をする。
4.ホームドクターを決めておきましょう。

いかがですか?たいへんそうにみえるかもしれませんが、歯周病で歯を1本また1本と失っていくことを考えればたいしたことはないでしょう。やってみませんか?

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