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  「いびき」お気づきですか?

デンタルインフォーメーションNo.102 2003/4/11

JR新幹線「ひかり」の運転士が居眠りをして問題になりました。
この方は昼間の仕事中に強い眠気をもよおす重症の「睡眠時無呼吸症候群=SAS」でした。
この病気は夜寝ているときにのどの奥の気道がふさがりやすくいびきがかなりひどいのです。
気道が詰まって一時的に呼吸が止まってしまうこともあります。10秒以上続くことが1時間に5回以上あるとSASと診断されます。

朝夕の通勤時間に電車の中で居眠りをよくしたり、仕事中に睡魔がおそってきたら少し気にしてみたほうが良いかもしれませんネ。
朝起きた時に熟睡感がなかったり頭痛がしたりしたら、もうかなり症状が進んでいることもあります。
「イビキ」と「無呼吸」がセットになっている病気ですが、周りの人に迷惑がられるのは音を出すイビキの方です。
このイビキ対策を考えてみましょう。

まず、まくらは高くありませんか。
首のラインに沿って頭が軽く固定されるくらいのまくらにしましょう。
そしてもっと効果的なのが「スリープスプリント」です。
寝ているときにのどの奥が詰まらないように、低くなっている噛みあわせを高くあげてやるのです。
そうすることでのどがスッキリ広がり、息もしやすくなるのです。
これはイビキだけでなく、全身的な噛み合せ治療にも有効なスプリントです。
いつも体がだるいとか、頭痛・耳鳴り・肩こりなどの症状がスッキリしてしまうことはよくあるのです。
噛み合せが低いとは、上の歯と下の歯が噛み合う高さが、歯が小さかったり乱ぐい歯などのために、がっちり噛んだときに本来の高さを保っていないということです。そのために噛むたびに頭に衝撃が強く現れていろいろな不快な症状を出すこともあります。

気になっていたらぜひ歯医者さんに相談してみてください。

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