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カリオロジーって何? |
’00/10/11 デンタルインフォーメーションNo.69
「カリオロジー」という言葉を聞いたことがありますか?
知らない方がほとんどだと思います。
わかりやすく言えば’虫歯学’とか’虫歯論’になるでしょう。
これまでの歯医者さんの治療は、穴のあいた歯を削って詰めたり、被せたり、歯を抜いて入れ歯を入れたりなど、言わば事後処理型の治療がほとんどでした。
しかしこれからは、虫歯になる過程をしっかり理解し、健康な歯を守り育てる歯科医療への転換期を迎えています。
歯科医はその対策を早急に考えなければならない時期になってきました。
患者さんの多くは健康を守ってくれる歯科医療を求めていらっしゃるのですから。
これまで私たちは口の中を見て虫歯や歯周病が見つかるとブラッシングや食事などをチェックしてきました。
これからは口の中の病気に関わっているさまざまな要因を理解した上で一人一人の患者さんに対応していかなければなりません。
そのことを「カリオロジー」が教えているのです。ですから、今までどおりの方法から見方を変えていかなければなりませんし、治療計画の立て方も更に一歩踏み込んだ形になるでしょう。
今「カリオロジー」が教えてくれるとても興味深いことの一つは、虫歯のできる過程にある「脱灰」と「再石灰化」という作用です。
口から物が入ったときには、歯の「脱灰」が起きます。その後、唾液など口の中の環境によって元に戻そうとする「再石灰化」が起きます。
この、元に戻ろうとする「再石灰化」の方が強ければ虫歯にはなりません。
でもおいしい食事をすることで、「脱灰」という歯を溶かす作用の方が強ければすぐ虫歯になってしまいます。
この過程がわかったことで、一人一人に対する虫歯予防計画はしっかり立てられます。
歯医者が行うプロフェッショナルケアと患者さんのホームケアの連携プレーで、口の中の検子は確実に保てることも「「カリオロジー」の実践によってすでに実証されています。
自分の健康のため「カリオロジー」を実践している歯医者さんを探してください。