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歯とあごは全身を支配している |
デンタルインフォーメーションNo.91 2002/4/26
歯ぎしりは健康に役立っている?
ひと口で言うと人間は夜寝ている間に無意識に歯ギシリすることによって脳のストレスを発散しています。
眠りには「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。
「レム睡眠」は浅い睡眠で、この時に歯ギシリが起こります。
脳に疲れがたまりストレスが生じている時に、脳からこれを発散したいと言う信号が発信されてあごに伝わり、
あごの筋肉が左右に動いて歯ギシリをはじめます。
もし歯ギシリをしないと脳への信号は途中で止まってしまい、疲れやストレスを発散する場所を失って中途半端になって、翌日には前日より疲れきって起きることになってしまうでしょう!
言わば、歯ギシリは脳のストレス解消に大いに役立っているのです。
でも、この歯ギシリをしている人の口の中に異常があったらまた別です。
たとえば微妙に歯の段差(数10ミクロンの世界)があると、そこにひっかかってしまい、
歯ギシリの動きにゆがみが出てしまいます。
これに気づかないで歯ギシリを続けていると、ストレス発散ではなくて顎関節症を引き起こします。
このとき噛みあわせを少し調整してスムーズに歯ギシリができるようになるとよく寝られます。
どんな健康な人でも、睡眠中の歯ギシリは10分ぐらいはやっているようです。
ストレスが多くなると40分近くに増えてしまいます。
良い歯ギシリと悪い歯ギシリがあったのです!