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  あご(顎関節)は大丈夫?

デンタルインフォーメーションNo.96 2002/10/10

正常
つまっている
赤と青の部分の隙間に注目

最近、本当に多くの人に「あごがカリカリする」「痛い」「肩こりがする」「腰痛がする」などの症状が出ているのに驚きます。
我オフィスでは、10人いらっしゃるうち10人のほとんどにこのうちどれかの症状があります。
我々人間はどうなってしまうのでしょう、と心配になってしまいます。

 下あご(下顎)に注目してみましょう。
下あごは、筋肉で頭の骨(頭蓋骨)につりさげられているにすぎません。
上あごと下あごに並んだ歯が咬んで支えることで、下あごが開閉運動する関節(顎関節)に食い込まないようにストップさせています。
歯にはその「ストップ」という大事な役割があるのです。
たとえば、奥歯の治療で、歯医者さんで寝たままの治療をするとします。
あごの関節は後ろの方に少しずれたままで治療を進めることになりますと、あごはつまってしまいます。
一度しっかり起きて咬みあわせの確認を自分でしてみましょう。
咬む位置が違うことを確認できると思います。

 次に1〜2本の歯がなくてもあまり気がつかないのですが、
上下の歯のない部分が増えてくると、ますますあごのつまりがひどくなってきます。

若い人で咬む筋肉の強い人にもこのような「つまる」現症が強く出てしまいます。
歯の治療で冠をかぶせる処置を予定した場合、歯を削りますので1週間ほど上下の歯は当たらない期間があります。
その後に入れた冠は必ず「高い」と皆さん訴えます。
そのときのあごの関節は歯の噛み合せる部分が低いため、少しつまってしまうことで高く感じるのです。
これは寝て入る状態で治療をすると強く出てしまいますので
起きてしばらく待つか、もしくは10分でも20分でも歩きまわって、つまっていたあごの関節が他の歯の接触刺激で開いてくると
噛み具合に変化が出てくるのです。
あごの関節は、つまっているのが異常なのであり、刺激さえあれば開こうとするのが人間が本来持っているものです。

 つまると、つまった側で食事がしにくくなります。顔も筋肉の緊張でまがってきます。頭も口の中の変化で首のねじれまでおきるのです。今度歯医者さんへ行ったら、あごの「つまり」をチェックしてもらいましょう!何か見えてきます。

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