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 くちびるは閉じていた方がいい?

デンタルインフォーメーションNo.95 2002/09/06

お食事をするとき、くちびるをしっかり閉じて噛んでいますか?
噛むことはとても大事ですが、くちびるのことは意外と気にしていないような気がします。
口のまわりの筋肉は、寝ている時もとても大事なのです。
緊張していないと口で息をしますから、イビキの大きな原因になります。

日中道を歩いている人を見ても、口をボーッと開けている人はなかなか見かけません。
でも、見るからに顔の表情がなく、口のまわりの筋肉もしっかりしていないだろうなあと感じる人は多く見かけるようになりました。
筋肉が弱いと寝ているとき口を閉じられないでしょう。
そこで出てくるのが「イビキ」です。口は閉じていませんから、鼻やノド、気管支も炎症が起きてきますし、入り口が炎症をおこしたらいろいろな病気まで出てきてしまうのです。
今話題になっているアトピー性皮膚炎もこのような人が多いと言われています。

くちびるの閉じる力は、男性は18〜20才、女性は16〜18才でほぼ完成します。
年齢とともに多少の変化は出てくるのですが、60才を過ぎると、くちびるの閉じる力は明らかに弱ってきます。
そこでくちびるの閉じる力をしっかりつけることをしてみましょう。

筋力をつけると、落ち込んでいた舌も、前の方で上に上がってきます。すると鼻から吸った空気がスムーズに通りやすくなるのでイビキは解消していきます。
口を閉じることができると、のどや気管はつばなどの水分でうるおいます。細菌は水分で常に洗い流されますので、口の中やのどの細菌が原因でおきる歯肉炎、気管支・へんとう周囲炎などは炎症が引いていきます。
口を開けたままでいることはアレルギー性皮膚炎や鼻炎、手のひらや足の裏にできる皮膚炎、その他免疫性疾患、歯科では、歯肉炎、歯周炎、ムシ歯、口臭の原因にもなってくるこわいことです。

くちびるをしっかり閉じるためには、多少の自己トレーニングが必要です。

パタカラ

小さな道具を使って筋肉トレーニングするのですが、東京歯科大学で研究された「パタカラ」という道具があります。
くちびるにつけてトレーニングするのですが、“顔やせ”までできて、フェイスエクササイズにもなります。
毎日やるとかなり変化がでて楽しいですよ。ちなみに、かとうかずこデンタルオフィスで試してみました!数回であごのまわりがすっきりしてちょっとびっくりしました。
きっと夜寝てからも、低いマクラで首をしっかり守っていると、イビキもかかずスース−よく寝ていると思います。

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