　　最新ホワイトニング情報

デンタルインフォーメーション　No.114　２００５／０６／１７

「白い歯っていいネ。」皆さんのあこがれでしょうか。
白い歯は白い肌とともに私たち女性のステイタスにもなっています。
私は歯科医ですので白い歯を手に入れるにはどうしたらいいかお話しましょう。

ホワイトニングは今どんどんシンプルになってきています。
インターネットで探せばいくらでも手に入ります。
しかも歯医者さんでやるよりずーっと安いんですよ。
海外、特にアメリカ、カナダではほとんどがじぶんでやるためにホワイトニングキットを手に入れ、自分で歯型を取って通販会社に送ります。
歯型からマウスピースを作っていっしょにキットも送られてきて９０ドルくらいだそうです。
安いでしょ。

私もつい最近ハワイみやげのホワイトニングセットを手に入れました。
歯にバンソウコウみたいに貼るだけのもの、歯に塗って２０～３０分待つものなどなど。
歯医者さんでホワイトニングをする必要がないくらいです。
皆さん自分でやってみませんか？

ただし、一つとても心配なことがあります。
それはホワイトニングするペーストに入っている薬品の問題です。
かなり特殊な薬品で、歯を溶かす作用があるため長期間自己流でやっていると、歯が白く、ザラザラ感が出てしまうことがあるのです。
これはムシ歯の初期とほぼ同じ状態です。
ちょっとこわくなってきました？

でも、ちゃんと対策はあるので安心してください。
アパタイトを歯に塗りこんであげればいいんです。
歯ミガキ剤にそのような作用のものがありますし、キットの中に含まれていれば一番いいのですが、なければ、アパタイト入り歯ミガキペーストも一緒に手に入れてください。
そして、もっと安心なのが、やっぱり歯医者さんでアパタイトもフッ素もしっかりケアをしてもらうことです。
仕上げにはピカピカにみがいてもらえばもっと白さがかがやきます。

ホワイトニング剤をぬったバンソウコウ状のキット。
透明で見えにくいので写真は着色してあります。

ペースト状のキット

テレビで真っ白い歯でニコニコしている野球選手。
彼は私たちから見たら白すぎです。
歯のダメージを心配してしまいます。
歯の健康な白さという基準は自分の肌とのバランスでもあります。
黄色系の日本人には、それにあった色を自分で決めて目標を作ったほうがやりすぎなくていいかもしれません。
友人、家族に聞きことも一つの方法かもしれません。
全体のバランスで白さを追求してみましょう。
ぜひトライしてみてください。

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