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『もう抜くしかない』と言われた。 でもあきらめないで! |
’98/9/11 デンタルインフォーメーションNo.41
30歳代で、歯周病のために何本かを抜かなくてはならない方がいらっしゃいます。
「入れ歯でもよい」とあきらめてしまう人もいますが、一念発起して一本も抜かずに完璧に治してしまう人もいます。
こういう方には本当に敬服させられます。
現代人は、歯周病とはどうしても縁が切れません。不規則な生活、ストレス社会、そして美味しさだけの食事によるところが大だからです。
歯周病を治すには、
1.いやな歯ブラシしっかりすること
2.グルメ好みの食事を野菜中心の粗食にすること
3.夜の接待、飲み会をできる限り少なくすること
4.規則的な生活をすること
そして
5.治療を続けること
などが大切です。
これらを続けるには、患者さんと歯医者さんとの強い信頼関係が大きな手助けになります。
努力して成功した方(29歳、独身男性、事務職)の具体例を簡単に紹介します。
<症状>
・歯周病中程度(歯ぐきが下がっているのが見た目で判る。)
・疲れやすい。肩こりあり。目覚め悪し。
<食事>
・朝 ”食べるより寝ていたい”
・昼 外食(スパゲッティ、グラタン、そば類)
・夕 外食(飲むこと多し。)時折、夜食にインスタント食品を摂る。
・飲み物はコーラ、スポーツ飲料など。
その他、歯垢がつきやすくなっているように見受けられました。食事と生活の悪化で全身や周りの骨の免疫力・生命力が下がっていることが予想されます。
かみ合わせも、歯が動き出してどんどんずれてくることが考えられました。
歯医者さんに久しぶりに来て『歯が無くなるのでは!』と感じて大ショックだったようで、それ以来ご飯を玄米に変えたのです。さらに、副食は小魚・海藻・野菜に徹底的に変えました。祖Hして半年後、歯医者さんも本人も驚くほどに効果が現れたのでした。
克服するとはこういうことなのでしょう。このような努力が生活習慣病(成人病)に訣別することとなるのでしょう。
健康を医者に任せるのではなく自分で管理できる人が勝利します。仕事も同じかもしれませんね!