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金属アレルギーと歯科治療 |
デンタルインフォーメーションNo.67 '00/7/26
最近アレルギーが話題になることが増えています。
アトピー・花粉症・食品・衣料品・薬品、そして金属アレルギーです。
ここで話題にするのは、歯科の材料としてよく使われる金属に対するアレルギーです。
皆さんは口の中にどんな金属が使われているかご存じでしょうか。
歯医者さんでよく使われているのは、銀と水銀を練り合わせた「アマルガム」や「パラジウム合金」と言って、金が12%で後の88%は銀・パラジウム銅などでできているものがあります。
また「ニッケルクロム合金」もあります。これらはいずれも保険治療でよく使われているもので、歯にはいろいろな材料が詰められています。
これらの金属は唾液などでいつもしめっていますから、微量ながら体の中に溶け出してアレルギー反応を起こす可能性が十分あります。
アレルギーの症状は、手の表面や足の裏などにブツブツができたり皮が剥けて痛くなったりします。
また、ニキビのできる年齢でもないのに顔中に湿疹ができたり口の中にも口内炎や歯肉炎と異なる粘膜のただれが見られます。
病院処方の薬でもなかなか治らないことがあります。
そんなときは口の中にある金属を疑ってみて下さい。
症状が進行すると体がだるくなったり全身に不調が広がっていくこともあります。
アレルギー反応として皮膚に出るものは未だ”黄色信号”かもしれません。
歯科材料として上に上げた金属は保険治療に認められている安価なものです。
しかし、人体との親和性が高く体によいとされている「金」「白金」「ポーセレン」などは高価なものになってしまいます。
歯医者としては皆様にぜひお勧めしたいのですが、保険治療のほうが気軽にお話できるのも事実です。
どちらにしても健康に気をつけるためには口の中はいつもきれいにしておきましょう。
そのために歯医者さんをどんどん利用して自分の白い歯を維持しましょう。