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歯が痛いのにムシ歯じゃない!! |
’00/7/20 デンタルインフォーメーション No.66
当オフィスには同じような症状を訴える患者さんが多いので、ここに一例を取り上げることにしました。
その患者さんは、「下の奥歯が痛い」とのことで、ある歯医者さんを受信したそうです。
レントゲン写真で診ると”以前に金属を詰めたところがムシ歯かもしれない”ということで歯を削りました。
しかし、ムシ歯は見つかりません。応急処置をしてもらいましたが噛んでも痛いし、しみる症状は消えません。
歯医者さんも不思議に思ったそうです。
私のオフィスにみえたときには少々思い詰めた様子でした。
私が診ても、ムシ歯もなく問題は何も無いように見えました。
しかし、反対側の上顎の歯を見たときはっきり判りました。
咬合に問題があったのです。
今、会社のデスクワークはパソコンなしではほとんど仕事が進みません。
「この時の姿勢に問題がないでしょうか?」
「食事の時、右側や左側しか使わない’噛み癖’がありませんか?」
「くつろぐときの姿勢が左右どちらか一方になっていませんか?」
「仕事中にいつの間にか奥歯や下顎に力が入っていませんか。」
これらのことをその患者さんに尋ねて、気をつけてもらうようにお話をしました。
その他、咬合を少し変えて噛みやすくしました。
たったこれだけの処置で2〜3日後に完治しました。
この方の他、1ヶ月で何人もの方がこの症状でいらしているのですが、みなさんこの方法で治ってしまったのです。
私も少々驚いています。
仕事のハードさや諸々のストレスから体のバランスが崩れたときに現れる症状は、その原因の判断は難しいものです。
お医者さんや歯医者さんとは普段から検診等を通じて上手にお付き合いすることが病気を未然に防ぐ大切な方法です。
健康管理には多くの人の知恵を借りることをお勧めします。