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 歯科治療に対する不安(2)

デンタルインフォーメーションNo.131 2008/01/25

歯科治療ばかりでなく、一般に多くの人が感じる病気に対する不安は 
1.病気そのものに対する不安 
2.病気の治療に関する不安 
に分けられます。
ガンや心臓病などの不安は1の病気そのものに対する不安のほうが強いでしょう。
では、歯科治療に対する不安はどうでしょうか。

歯の治療と、腹部などの大手術のときに感じる不安を比較した実験によると、ピーク時の歯科治療中の不安の度合いは大手術中と同じぐらいになります。
大手術では手術後も不安が残っていますが、歯科治療では急激に不安が解消されます。
このことから、歯科治療の不安は治療に対するものが大きいようです。

治療に対する不安は、患者さんが以前に痛かった経験からきていたり、治療中のほかの人の様子を見たり音を聞いたりして想像することからきています。

そういう不安を解消するために歯医者さんはさまざまな工夫をしています。
治療室に音楽を流して気持ちをリラックスさせるのもそのひとつです。
待合室で待っている間の不安も、リラックスすることで和らぎます。
また、治療用の椅子に座ってしまうと他にすることもないのでどうしても治療のことを考えてしまいますが、音楽を聞くことで気持ちを紛らすことができます。
また、患者さんは何をされるかわからないと悪いほうへ悪いほうへ想像をふくらませてしまうことがあります。
歯医者さんは、治療前にこれからどんなことをするのかよく説明します。
これから何をするのか患者さんがわかっていれば、無駄な心配をする必要がなくなります。
患者さんも気になることは質問して納得して治療を受けましょう。
治療中に歯医者さんが「これから何々しますよ」と声をかけるのも患者さんを不安にさせないために必要なことです。いつ始めるかわからないままいきなり削り始められたら、患者さんもびっくりしてしまいます。

患者さんと歯医者さんのコミュニケーションがよく取れていればそれだけで不安も和ぐので、治療も楽になるものです。

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