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’００/６/１４　デンタルインフォーメーション　No.65

患者様にとって最適な治療は何でしょうか？
もちろん、経費の負担や生活スタイルなどに制約されますから一概には決められません。
でも、必ず将来に生きてくる治療でなければなりません。
「またムシ歯になっちゃった！」「また歯周病がひどくなっちゃった！」では困ります。
治療の後にも問題が起きないように提案するのがプロの「オーラルヘルスプランナー（Oral Health Planner)」です。

今の歯科治療には”包括的な治療”が望まれています。
したがって、患者様の経費負担・努力・理解がどうしても必要になってきます。
そこでは、しっかりした診察・診断が不可欠です。
さらに、患者様の生活背景・治療への希望を踏まえて、患者様には治療に一緒に参加していただくのです。

実際の治療における歯医者さんの仕事は技工的な部分が多く、患者様がより快適な生活をするための手助けに終始します。
歯医者さんの最大の喜びは、患者様と治療について話し合い、共に努力して”作り上げる”ところにあります。
そのようなお付き合いが長く続けられることは歯科の特徴でもあるでしょう。

しかし歯医者さんがやらなねばならないことも沢山あります。
「噛めない」「痛い」時だけ歯医者さんに行くのは尤もなことでもあります。
しかも行ってみると、恐ろしげな治療台、器具が整然と用意されています。
どなたでも少し躊躇するものです。
歯医者さんでの予防処置・クリーニングが、女性にとっての美容院でのシャンプー・ブロー・トリートメントくらいの気軽さ・快適さになればと思っています。
ですから、いきなり診療用のチェア-に座らずに軽い会話から入ることも大切だと考えています。
患者様が気軽に訪れる雰囲気を作るのは歯医者さんの大きな仕事でもあるのですから。

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