私のオフィスにいらっしゃる方で、笑っても前歯が見えない人は、歯周病リスクが高い人が多いようです。
歯周病を予防するにはしっかり歯ブラシをしなければなりませんが、笑っても前歯が見えない人は歯ブラシが歯の根元に届きにくいと思います。 くちびるのまわりの筋肉が硬くて開きづらい方もそうかもしれません。
くちびるや頬の力が強い人は男性に多いような気がしますが、女性の場合は美容上目立つ前歯は気をつけて磨くからあまり影響しないのかもしれません。
笑うとくちびるは上に引き上げられるので、多くの人は歯が見えます。
歯が2/3ぐらい見えると口もとが美しく見えるのです。
しかし、親からの遺伝的な口もとをもらった人にはそんなことは言えません。
歯ブラシは手でくちびるを持ち上げて磨きましょう、などと説明してくれる歯ブラシ指導はほとんどありません。
教わらないことは必要ないと思ってしまうのでしょう。
その結果ほとんど歯ブラシが当たらず、歯周病に気付いた時には手遅れになっています。
口の周りの筋肉の厚くて硬い人もブラシが届かず、歯周病が重症化してしまいます。
歯医者さんのブラシトレーニングは、一般の人(指導を受けたことがない人)が普通に行う歯ブラシとは違うので、時間をかけてレッスンしてください。
歯医者さんにしっかり頼ったほうが安心です。