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2012-11

歯の側面の調整その後(1)

先週の調整では、調整したらまたあごの位置が動いていくと思われたので 少し控えめの調整でとどめ、また1週間様子を見ていてもらいました。

数日はかなり安定しなかったようで、何度も唇をかんだと言っていましたが、 1週間ぐらいたつと安定してきているようです。

安定してくると当たるところも決まってくるようで、今日も少し削りました。 まだあごは動くのでたくさんは削りません。 ほんの少しだけです。

右の犬歯のかぶせものがかなり分厚い形をしていたのですが、 前回の調整で内側を削ったことで左の犬歯(本人の本来の歯)の形に似てきました。

本人の感想では、ずいぶん落ち着いた感じがすると言っています。 ひっかかりがなくなって、あごが更に楽な位置に行くからだと思います。

咬み合わせを考えて治療することの大切さ

先週の金曜日に歯の側面を削る調整をした方ですが、咬み合わせ位置が動いて当たりが変わったというので今週の水曜日と金曜日に再調整しました。

咬合面はまったく削っていないのに、不必要に出っ張っていたかぶせものを削ったことで舌や唇の位置が楽になり、その結果あごもどんどん楽な位置に動いて行ったようです。 家で歌を歌ったら今までと全く感覚が違うほど上あごに響いてびっくりしたそうです。

先週の金曜日削った直後から唇が楽になったと言っていましたが、次の日には咬み合わせが動いたのを感じたそうです。

咬み合わせが動いたことによって咬むと最初に犬歯のみに当たるようになたったので、犬歯の裏側(かぶせもの)を主に削って調整しました。 ここは本来普通に咬んだ時には当たらないところなのです。

その後さらに動いて2番目の前歯(こちらもかぶせもの)にも当たるようになったのでまた調整しました。 今日の調整によって、まださらに楽な位置に動いて行きそうだし、削りすぎても困るのでこの後は少し様子を見ます。

咬合面をいじらなくてもこんなに変化があることは予想はしていましたが予想以上の面もあります。 咬み合わせを考えて、かぶせもの、詰め物、ブリッジ、入れ歯などを作らないとこういうことが起こるということを目の当たりにして、治療時に咬み合わせを考慮することの重要さを再認識しました。

歯の側面の調整

先日友人との話の中で、某歯科医院で歯の内側を削る調整をしたら肩こりが良くなったという話を聞きました。 その治療状況から、これは効果があるのではないかと思いました。

当院でスプリントの治療をしている患者さんで、以前から他の医院で昔治療したかぶせものの位置が元の歯と変わって違和感があると言っている方がいるので、本人の了承を得て歯の内側と外側の側面を削る治療を行ってみました。 削るといってもほんの1ミクロン程度のことです。 咬合の調整は別の時にしているので、今回咬合面は削りません。

削るのはほんのわずかなので微妙な感覚が頼りの細かい作業ですが、患者さんの口の中の状態を見ているうちにどういう方向だと改善するのか見えてきます。

某歯科医院では「発声が良くなりサ行タ行の発音がはっきりする」「滑舌が良くなる」と謳っていて、歌を歌ったり講演をするなど声を職業とする方にこの治療を推奨しています。 今回この治療に付き合ってくれた患者さんは素人ですが声楽をやっているので、声や口の中の状況には敏感なはずです。

治療前と治療後に「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ、たちつてと、らりるれろ」としゃべってもらい、ICレコーダーで記録しました。

ICレコーダーを再生するまでもなく、治療後の声は変わっていました。 発音がはっきりして滑らかになり、本人もしゃべりやすいと言っています。 それだけでなく響きも変化していて、本人によると上あごにガンガン響いているとのことです。 「このまま歌いだしたいくらい」(本人談)

思った以上の効果に驚きました。

また、その後スプリントをはめてもらうと、スプリントがはまる部分も削ったのですが、わずかにゆるくなったものの、再調整する必要がないくらいでした。 スプリントをはめてしばらく過ごしたのちの感想では、スプリントをはめても舌がゆったりした気がするとのことです。 スプリントには厚みがあるので口の中は狭くなるのですが、舌が一度ゆるむとリラックスするためと、歯の根元まではスプリントが入っていないのでゆったりした部分を感じるのかもしれません。

この治療は誰にでも効果があるとは限りませんが、舌や頬に歯の跡があったり、頬をうっかり咬みやすい、舌がひりひりするなどの症状が気になる方には効果があると思いますし、直接の症状改善ばかりでなく舌や関連する筋肉も緩むことによってそれ以上の効果を感じる方も多いと思います。

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